「セイレネス・ロンド」、読まねば損する。
タイトルで大見得を切りました。
ですが、そう思っています。そう信じて書いています。
私が描かなくてはならないものを、全力で描いている。
描きたいものじゃなくて、描かなくちゃならないもの。
「書く」よりも「描く」。そんな感じです。
「小説家になろう」で完結した『セイレネス』という作品がありますが、あれを大幅も大幅に、コピペ一切禁止で書き直した作品が『セイレネス・ロンド』です。
いったん完全に終わった作品を生き返らせているのですから、そんじょそこらの小説に劣るはずもない――そう信じています。いわば(今の私の)完全版です。
セイレネス・ロンドのヴェーラ編は、以下の三部構成です。
「歌姫は幻影と歌う」
「歌姫は壮烈に舞う」
「歌姫は背明の海に」
それぞれテーマが違います。主人公さえ違うかもしれません。
全てに共通しているのは、「戦争」と「悲劇」というキーワード。
何も美化しません。賛美もしません。
ただ、そこに在る苦しさや悲しさ、時として喜びのようなものを
人間同士の関係性というものを通じて描いています。
「セイレネス」という超システムは、そのスパイスに過ぎません。
まずは第一部を、ぜひ。
美しき歌姫たちと共に、ぜひ。
【艦これ】6-5、今月も無事に攻略完了
いやー、5-5でドハマリし、ボーキが1万を切るという状態からのスタートでしたが、なんとか6-5のゲージを削り切ることが出来ました。今月は5-5ひどい目にあった。
6-5はラスト2までは比較的サクサクと。ラスト2になってから途端にCマスの罠にかかり始めました。
編成は以前にも書いた通りなんですが、武装のランクが上がりました(゜¬゜)
こんな感じです。
特に変わったのが、摩耶様の90mm単装高角砲ですね。夏イベでRomaを拾えたもので、運よくゲット。さっそく改修MAXにして、最強の対空番長になっていただきました。機銃の集中配備を+10にしなきゃとは思うのですが、それはまぁ、後回し。機銃集めに手間がかかりすぎる!
あとは艦載機で海外勢が増えました。補正が強いんですよね、これらは。その辺考慮しても、52型(熟練)の使い勝手が良すぎです。
全員が補強増設に対空機銃を載せたことで、対空防衛網はかなりの分厚さになりました。対空カットインさえ出れば、敵空母の艦載機全滅も珍しくないくらいになったのですよ。すごい。機銃の火力や命中、回避補正も無視できませんしね。
それはそうと、2017夏イベはかなり収穫がありました。
こんな(↓)感じです。
しかもRomaは2人。ありがたし!
照月、Zaraは絶対に掘ると決めていたので、出てきてくれたときは嬉しかったです。
特にZaraは翌日にはイベ終了ってときの最後の1トライで出てくれたという。ZaraとPolaは攻略の幅が広がるのでぜひ欲しかったんですよね。
照月は秋月と並ぶ対空番長なので、こちらも是が非でも欲しかった。対空砲も欲しかったし。
潜水艦とか拾えませんでしたが、概ね満足です。今回は結構がんばったなぁ。
そんな感じでございます。
エッセイ部門にて、週間&月間1位いただきました。
艦これ、2017夏イベントも無事にこなし(最後だけ「丙」、あとは「甲」)、各EOを攻略中です。その間、セイレネス・ロンド執筆はちょっとお休み。
いや、ゲームするためにサボってるんじゃなくて、次のシーンから「ものすごーく重たい」から、その準備運動をしている感じです。そりゃそうです、100万文字級作品の心臓部に取り掛かるわけですから、気合いも入ります。エネルギーも使います。十分貯めておかなければ駆け抜けられません。イベント前の備蓄作業みたいな感じです(なんでも艦これに結びつける症候群)
……という割り切りにおいての休息期間です。
はやければ今夜くらいから、気合いいれていくぞー。
問題の個所を三連休中に書き上げたい。
それはそうと、現在仕事関係でLaTeXに手を出し始めました。いったい何の会社なんだって感じですが、個人的に組版には興味があったので良しとする。会社の金と時間でやりたい放題勉強できるぜー。技術書の入門書を執筆しながらだけど。
LaTeX素晴らしくおもしろいね。
セイレネス・ロンドの冒頭部分を、電撃文庫風にPDF化してみたらこんな感じ。
思わず100万文字縦書きにしたい衝動に駆られるけど、それはアレです。書籍化デビューしたら出版社さんにやってもらえるので我慢します(゜¬゜)
あと、先日カクヨムに投稿した『続・「カクヨム」に登録するということ』が、おかげさまで大好評です。エッセイ週間1位、月間も1位です、現在(2017/09/16)
投稿4日目にして月間1位って事実に驚いたわ! ありがとうございます!
登録していない人たちにこそ届いてほしい! そんな願いで書いた小作文です。
宜しくお願い致します。
カエルの楽園(百田尚樹氏)
「カエルの楽園」読みました。文庫本の方。
「面白かった」と言ってしまっては問題があるかもしれない。
いや、問題しかない。平和を愛する日本人であれば「バカにしてんのか」と怒るべきだろう。そう、何も考えずに平和を愛すると言ってしまえる程度の日本人であれば。
私は「永遠の0」以来ずっと、百田尚樹氏を支持しているし、作品のファンでもある。まぁ、全部を買っているわけじゃないので不良ファンではある。でもアレです、「風の中のマリア」すごいおすすめです。個人的に。
話を「カエルの楽園」に戻すと、これは難民目線で語られる、日本の不気味さや歪さの物語です。洒落になってない皮肉が満載。終盤に至っては、愛国者を自認する私としては腹が立って仕方がなかった。それだけ読みこませる文章だからというのもあるけども、その実態があまりにも現実だったから。
国を愛してる、それゆえの憂国は、口にするだけで「声のでかい論理思考力ゼロのどあほう」に目を付けられ、脅され、ともすれば殺される。「侵略者」と「自国民」を天秤にかけて、「自国民」を吊るすことを選択する。民主主義で選ばれた代表たちが決めたことを「民意ではない」と平気でのたまい、暴力で解決する姿勢。「彼らじゃないからわからない」と言った口で「彼らは信じられる」と言ってみたり。「話し合えば解決する」と言ったその口で、自国民の言葉に「聞く耳を持たない」。
そういう矛盾が、一部日本人にはあるわけです。実際に。マスメディアは嘘をつく。報道しない自由があると堂々とのたまう。他国が言っているから正しいと盲目的に信じる程度のリテラシー。誰に謝ってるのかわからない謝罪。永遠に集られ続けるのも贖罪のためだと言い張る愚劣。永遠に謝り続ける事が贖罪だと言い張るアジテイター。そういった日本の害悪たちが、権力者あるいは声のデカイ一部の阿呆として描かれています。
痛快な物語だろうと思って読んだら、実は愛国者が一番ガックリ来る終わり方をしているこの物語。いや、わかっているんです、愛国者は。この国がこのままだったらどうなってしまうのかということを。
今、日本人、特に若い人は、読まねばならない作品だと思います。民間人を恫喝するような国会議員がいるようなこの世の中、若者こそが理性と論理性を身に付けていかなければ、この国は終わります。
この本にはアジテイションのベクトルは有りません。ただ、事実を、客観的に描いているだけです。これを「禁書」扱いするような人たちは、その人たち自身がアジテイターであるという事を知るべきですし、我々も彼らをそういった危険な人物であるとみなすべきです。
というわけで、一人でも多くにこの本を手に取ってもらえればと思うのです。
理性と論理性を。そして客観的視点を。ぜひ。