QoS@BCMSN
今日は送別会ですっかり遅くなりました。
昼休みに会社である程度まとめたものをちょいと編集。
前回途中になっていた音声サポートのQoS部分について。
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①QoSには3種類
△ベストエフォート:パケットの順番に処理
○IntServ:
RSVP(Resource Reservation Protocol)を利用してエンドツーエンド
最初にパケットの重要度に応じた帯域幅を予約
☆DiffServ:
トラフィックをクラスに分類・マーキングし(CoSなど)、クラスごとに優先度を定義する。
予約はしないが、ポイントポイントでマーキングを確認して優先処理などを実行する。
②マーキング
レイヤ2
・CoS(Class of Service)
・3bitなので、0~7(ただし、6,7は予約済み。一般的には5以下)
・IEEE802.1Q/pのタグ内 or ISLはヘッダ内
レイヤ3
・ToS(Type of Service)
・8bit
・設定方法は以下2種
(1)IPプレシデンス(3bitのみ利用)
(2)DSCP(6bitを使用)
③qosの設定
ちなみに、こちらの方がよほど頼りになります。
(config-if)#switchport mode access
// 特殊なtrunkになるが、設定はaccess
(config-if)#switchport access vlan 10
//データ用。native vlan
(config-if)#switchport voice vlan 2
//音声用。
(config-if)#mls qos trust cos
//CoSを設定する。接続されたデバイスのCoSを信頼。L3の場合、dscp、ip precedenceも設定可能
//↑がないと、ip phoneのCoSを信頼しない(CoS = 0にする)。
(config-if)#mls qos trust device cisco-phone
//↑をつけると、「ip phone検出時にのみ適用する」設定になる
(config-if)#switchport priority extend cos 5
//cisco-phoneに「対して」、その先にいるデバイス(PC)のCoSを「5」とするように求める
//↑がないと、接続されているデバイスを信頼しない(CoS = 0にする)
なので、例えば全てのデバイスからのCoSを信頼する場合は、
(config-if)#mls qos trust cos
のみを設定するとOK。
ip phoneからのもの「のみ」信頼する場合は、
(config-if)#mls qos trust cos
(config-if)#mls qos trust device cisco-phone
のみ。
④qosの設定確認
#show mls qos interface fa0/1
⑤自動設定
(config-if)#auto qos voip cisco-phone (またはcisco-softphone)
//cisco ip phoneが接続されている時のみCoSを信頼
(config-if)#auto qos voip trust
//全てのCoSを信頼
//ルータやスイッチと接続されているポートのみで設定
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ざっと駆け足ですが、一応第七章「音声サポート」はここまで。
次はカテゴリとしてはラストになる「スイッチセキュリティ」。
黒本と公式ガイド
見る限りでは、
CCNA範囲を完璧に抑えていれば4~5割くらいは答えられそうな印象。
port-securityや、stickyはCCNA範囲+ちょい、なので
このくらいは復習して抑えておきたいところ。
CCNPの教科書では逆に説明が少ない感じなので。
4月中にはBCMSN受験&合格したいですね。
その後のTSHOOTが手ごわそうな印象ですから、早め早めに進めていきたい。
がんばりましょう。