カクヨム/なろう投稿作品についてアレコレ考えるブログ

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「「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言」

いわずとしれた、「はやぶさ」のプロジェクトマネージャ、 川口淳一郎教授の著作です。 まずは目次。 ■目次:  01 減点法を止めて、加点法にしよう  02 許認可制は妨げになりうる  03 ルールは少ないほどよい  04 教科書には過去しか書いてない  05 天の邪鬼のススメ  06 システムエンジニアリングより親方徒弟制  07 「失敗する」チャンスを与えよう  08 「ヒラメ」を作らない方法  09 スケジュールは必ず遅れる  10 トラブルは勲章と思え  11 失敗を隠そうとするな  12 往生際を悪くしよう  13 「早く良いニュースを聞きたい」と思うな  14 迷うくらいなら、どっちでもよい  15 足下ばかりを見るな  16 背伸びするクセをつけよう  17 「こうすればできる」と考えよう  18 駆け引きのできる人間になろう  19 「わからないこと」を認識しよう  20 どうしたら運を拾えるか  21 味方を増やす方法  22 「製造業の宿命」を乗り越えよう  23 教育の時代から研究の時代へ  24 何が日本の未来を明るくするか ------------- 基本的には自己啓発本の類はあまり好きではなく、殆ど読みません。 この本も当初スルーしていましたが、 ふと立ち読みした際、「はじめに」の中で本は1ページでも役に立てば、それでよいという記載が。うまいなぁ、川口教授。 実際に1ページ以上が役に立つことは明白なので、 「それじゃ買うか」と単純に行動に移っておりました。 定価1300円(+税)。最近購入する本は軒並み1000円台以上。 灰谷健次郎いわく、「本は買って読め、家は借りて住め」というのがあります。 本代をケチケチしても、それ以上に得られるものはないよという。 内容としては実際に講演会でお聞きした内容も含まれており(当然ですが)、ブレてないな、川口先生と。 内容について書いてしまうと色々アレなので抜粋などはしませんが、実績・経験に裏打ちされた数々の主義主張ですから、実に説得力があります。私が日々悶々としていることについても書かれており、「そうか、それだから今こうなんだ」と思ったりも。でも、自分の変化も難しいけども、周囲や社風を変化させるのはもっと難しいよなと思う今日この頃。 ともかく。 変化を恐れてはいけない。失敗を恐れてもいけない。 出来ない理由ではなく、出来る方法を考える。 内容もさることながら非常に読みやすいので、一読をオススメします。