カクヨム/なろう投稿作品についてアレコレ考えるブログ

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【読書感想文】ひとりぼっちのソユーズ【文庫版】

結論から言おう。

泣いた。

胸の奥から搾り上げられるような感覚で、気付けば泣いていたという感じだ。

 

もう最初から胸が締め付けられるみたいな切なさがあったり、不吉な予感があったり、とにかく手を止められないくらいに引き寄せられる物語だった。

文章も美しい、甚だしく美しい、腹が立つほど美しい。

訥々と語りかけてくる「僕」に共感し、共鳴し、ありえないくらいにのめり込んだ。正直に言って、今まで読んできた数千の小説の中でも、トップ5には間違いなく入るくらいに感動した。

 

本当に何だろう、この作品は。化物か。カクヨム掲載版でも思ったが、本当に化物なのだ。ちなみに2016/6/23時点でこのような記事を書いた事は、わたしにとって非常に誇りである。今、また、敢えて言おう。私はこの「ひとりぼっちのソユーズ」が、カクヨムで出会ったどの作品よりも好きだ。他の作品の作者さん、申し訳ない。だが、今の時点では、これ以上に「好き」な作品に出会えていないのだ。

 

この作品を読んだ瞬間に、私はこの作品が書籍化されることを確信した。そう思った人は少なくないはずだ。ともかくも、多くの人に共感され、多くの人を感化する、そんな作品なのだ。

 

続刊、出なきゃ嘘でしょう。絶対に出るでしょう。そして必ずこの作品はヒットする。必ずアニメ化、あるいはドラマ化、あるいは映画化する。これは少しでも多くの人に触れてもらうべき作品だ。万人に触れて欲しいくらいの作品だ。この作品は宝になる。この書籍を買うと、そしてしっかりと読み解くと、人生が一つ確実に豊かになる。僅かに数百円。たったそれだけで、一つの宝を手に入れることができる。それは私が保証する。

 

いきなり書籍に金を出せないというのなら、先ずはカクヨム版を読んでみると良い。あれほどまでに美しい世界に一度触れてしまえば、きっと自ずと書店へと足を運ぶことになるだろう。とりあえずは立ち読みでも良い。まずはこの「ひとりぼっちのソユーズ」に触れてみて欲しい。you copy?

 

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