デフォルトゲートウェイの冗長化@BCMSN
そんなわけで、黒本第5章。
「デフォルトゲートウェイの冗長化」です。
①プロキシARPって何ぞ。
ping-tには出てきませんでしたが、
説明を見る限りはレガシーな機能のようです。
ただ、現在もciscoデバイスの標準実装デフォルトで有効とのこと。
http://atnetwork.info/tcpip/tcpip81.html
この辺で黒本の内容をより具体的に記述されてます。
ワタシがクドクド書くより遥かに分かりやすいので参照です。
②IRDP(ICMP Router Discovery Protocol)
アルファベットの方を見れば意味が一発でわかります。RFC1256とのことなので標準ですね。
だがしかし、非常にレガシー臭が漂います。
こちらでも、
> 今日の企業ネットワークでIRDPが使用されることは先ずありません。
とのこと。
③HSRP
試験では非常に重点が置かれるところらしいです。
基本はping-tと、公式を読んでおけば十分把握できると思います。
なので、備忘録的に箇条書きで済ませます。
・マルチキャストアドレス:224.0.0.2 ポート:1985
・Activeルータ1台、Standbyルータ1台、仮想ルータ1台、その他大勢(Listenステート)
・プライオリティ最大=Active、次がStandby
・プライオリティ同点⇒IPアドレスで判定
・プライオリティは100がデフォルト。範囲は0~255。
・デフォルト設定では、HSRPを設定されているI/Fがダウンすると、priorityは10ずつ低下。
・preemptを有効にしていないと、I/Fダウンなどでpriorityが低下してもActiveルータは切り替わらない。
・standbyグループでMACアドレスが決まる。グループIDを16進数にすること。
例)standby 10 ⇒ 0000.0c07.ac0a
・INIT⇒Learning⇒Listen⇒Speak⇒Standby⇒Active
※上記ステートの意味を覚えておく。helloの送受信とか。
・×L2 ○L3
L3インターフェイスに対して、
(config-if)#standby 10 ip 192.168.1.254 ……のように設定する。
プライオリティも設定する場合は、
(config-if)#standby 10 priority 150 ……のように。
インターフェイス障害などの際に、ルータがダイナミックに切り替わるためには、preemptが必要。
(config-if)#standby 10 preempt
インターフェイスの重み付け(トラッキング)設定をするときは、
(config-if)#standby 10 track fa0/1 30 ……のように設定する
④VRRP
・RFC2338、標準。
・マルチキャストアドレス:224.0.0.18 ポート:112
・最大の?特徴は、グループIPに、実IPアドレスを設定できる
⇒実IPにするとpriorityは最大の255に。
・マスタールータ(1台)とバックアップルータ(残り全部)に呼び名が変わる。
・hello(=Advertisement Interval)1秒、hold(=Master-down Interval)3秒。
※HSRP、GLBPはそれぞれ3秒と10秒。
・preemptはデフォルトで有効
※HSRP、GLBPはデフォルトで無効
・仮想ルータのMACは、以下の設定のVRRPの時、0000.5e00.010b
↑の前提設定(config-if)#vrrp 11 ip 192.168.1.254
⑤GLBP
・cisco独自
・マルチキャストアドレス:224.0.0.102 ポート:3222
・AVG(Active Virtual Gateway//priority最大)、SVG(Standby Vritual Gateway//priority二番目)を選出
※HSRPと同様、ActiveとStandby
・1グループで転送ルータ(AVF)は4台。
※AVGとSVGも含む。
・デフォルトでは、クライアントごとのラウンドロビン方式で負荷分散
※可能な負荷分散方法は多岐に渡る。サイトなり黒本なり参照。
・GLBP設定方法(HSRPと良く似てる)
(config-if)#glbp 10 ip 192.168.1.254
(config-if)#glbp 10 priority 150
・上記設定かつ、AVF番号が「1」の場合のMACアドレスは、
0007.b400.0a01
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HSRP、VRRP、GLBPは、
まずは違いをしっかり把握しておくことが大事かと。
マルチキャストIP/ポート、RFC、preempt、MACアドレス、Active≒マスター≒AVG、など。
次は無線飛ばして音声やります。
音声も接続環境をイメージできれば、
あとはコマンドの問題だと思うんですよ。たぶん。
……うちの会社がたまたまIP-PBXに変わったばかりなので、イメージが掴み易いだけかも?
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もっと自分の言葉で纏め上げられないと、
理解しているとは言い難いなと反省する今日この頃。