カクヨム/なろう投稿作品についてアレコレ考えるブログ

小説投稿などについて書いてます。

はやぶさ 遥かなる帰還

本日朝一の回(9:20~)で観てきました、「はやぶさ 遥かなる帰還」。

はやぶさに憑り付かれたバイアスはあるかもしれませんが、

のっけからやばかったです。

渡辺謙江口洋介らキャストがすごいのは言うまでもありませんが

話の展開だけでもぐいぐい持っていかれます。

魅せ方、なんでしょうね。

音楽、映像、台詞(の間)。

張り詰めた空気感とオフタイムの緩みとか、

社会人なら誰しも味わったことのある「ああいう感じ」。

自分の信念と、社会での立場の板ばさみ、

「それにだけ」注力してもいられない歯がゆさのようなもの。

社会人やってるとどうしてもそういうところにググっときてしまうような気がします。

学生だと視点は違うんだろうな。

困難に立ち向かう、というのは一言で言うとわかった気になりますが

何も「そのことだけをどうにかすればいい」ってものでもない。

政治的に、立場的に、そういうしがらみもどうにかしなきゃならない。

時にはどうしようもないところから圧力がかかり

まだやれる、と思っているのに中止せざるを得ない悔しさやら。

そういうものがいろいろと重なってしまって

心にずしんとくる物語でした。

自分の子に「はやぶさ」にあやかって名前を付けてしまうようなはやぶさフリークな私ですが

(勿論フィクション要素はありますが、それを踏まえたとしても)

十分に、いや、十分すぎるくらいに感動する映画でした。

お約束のあのラストショットとか、もうわかっていても感極まれり。

あれで泣くなという方が無理です。

あれは私が今まででもっとも感動した写真です。

あんなに魂のこもった絵があるだろうかと。

はやぶさ 遥かなる帰還」。

ぜひ観てください。

そう言える映画です。