TOEICの形式やポイントなどについて
そろそろTOEICの季節@会社開催なので
未経験者に向けたTOEIC受験にあたってのポイントをまとめてみたテスト。
とはいえ、自分も700点台程度で経験1回なので悪しからず。
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★全体構成
①リスニング 45分/100問
②リーディング 75分/100問
★方式
マークシート方式(複数回答するものはない)
得点は10~990点。最低でも10点入る。
リスニング、リーディングとも、5~495点。
リスニングの方が平均点は高くなる傾向あり。
2012/2/26現在、直近の平均スコアは、リスニング312.6、リーディング259.6。
だいたい毎回570~590点が平均になる。
★注意
メモの類は一切禁止されているため、
リスニングの内容などは全て記憶していかなければならない。
(問題用紙はきれいなまま回収されなければならない)
■リスニング(45分、100問)
Part1とPart2でどのくらい稼げるのかがポイント。
特にPart1は落とさないようにしたい。
Part3やPart4はペースが崩れるくらいなら1問2問捨ててしまう勇気を持つ。
Part1は問題が読まれる前に写真を見ておく、
Part3、4は設問を読んでおく、これが重要。
Part2は出たとこ勝負。1語目が超重要。
★Part1(10問)
写真を見て、それに対する説明文を選択する
配布される問題:
・1問につき、写真が1枚
問題形式:
①写真に関する説明が英語音声で4つ流れる
②写真と最も合致する内容の音声を選択する
ポイント:
・写真の中で何にフォーカスがあたっているかに気をつける
・説明文の中に、そのものが含まれていればだいたい正解だが、
1つは紛らわしいものが含まれているので注意
・ある程度聞き取れるなら消去法が一番確実。
・時間がないので迷うくらいなら適当に回答する
最後の選択肢が読み終わったころには回答を決めてマークする。
そして次の写真を見て内容を予測しておく。
★Part2(30問)
疑問文に対する回答を選択する
配布される問題:
・なし
問題形式:
①まずは疑問文が流れる
②疑問文に対する回答文候補が3つ流れる
③「②」から、最も適切な回答文を選択する
ポイント:
・Do ~?や Can ~?で聞かれても「Yes / No」回答になることはあまりない。大抵何らかの別の言い回しでの回答になる。
・How, Who, When, Where, Why, Whatなど、「一番最初」の語で回答が決まるケースが多い。
1語目が聞き取れれば、2択にまでは絞ることができる。
なので、1語目は絶対に聞き逃さないことが重要。これが意外と聞き取りにくい。
★Part3(10*3問=30問)
2名による会話文を聞いて、設問に最も適切な回答を選ぶ
配布される問題:
・設問文と回答文候補
問題形式:
①2名の登場人物による会話文が流れる(結構長く感じる。だいたい4~5センテンス)
②問題用紙に印刷されている設問に回答する。
※1つの会話文につき3問、選択肢は各4つある。
ポイント:
・会話文は1度しか流れず、印刷もされていないため、聞き逃したらOUT。特に会話の始まり部分がその会話の主題になるため、注意する。
・「どういうシチュエーションか」を先ず考えると解答が楽になることが多い。
・最大のポイントは、会話文が「流れる前に」、設問3問を頭に入れておくこと。
なので、前の問題が終わったら即座に次の設問を見る、ということが必要になる。
設問ありきで聞くのとそうではないのとでは正解率が倍くらい違う。
ただ、そのためには前の問題をいかに早く解き、次の問題の設問を読む余裕を作るのか、が重要なポイントとなる。Part3には、Par1、2以上に考えている余裕がない。悩むくらいならカンで回答してしまって、次の問題の設問に目を通しておく方が建設的。
・回答と設問読みペースが崩れたと感じたら、その長文は捨ててしまって次の問題の設問を見ておく、というのもテクニックとして必要。実際、いったんペースが崩れるとどこかでリセットしないと総崩れになる。
★Part4(10*3問=30問)
アナウンスやナレーションなどが1度だけ流れ、設問に最も適切な解答を選ぶ
配布される問題:
・設問文と回答文候補
問題形式:
①1名によるナレーションが流れる(かなり長く感じる)
②問題用紙に印刷されている設問に回答する。
※1つの会話文につき3問、選択肢は各4つある。
ポイント:
・Part3と似ているが、会話ではないためシチュエーションが掴みにくい。
・難易度はPart3とは段違い。CM(読み上げがかなり早い)や馴染みのない話題となると純粋に実力勝負になる。延々とナレーションが続くので、集中が途切れてしまう危険がある。
・その他のポイントはPart3と同じ。
・最初に設問を読むのはPart3と変わらないが、設問から問題文のシチュエーションが想像できると音声も頭に入りやすい。ある程度「アタリ」をつけて対応すると解き易かった、という経験談。
・場所や時間がキーワードになることもあるので、設問を読んでアタリをつけて聴くこと。
■リーディング(75分、100問)
Part5~7まで通しで75分なので、配分が重要。
Part5とPart6を手早く片付けて、Part7に時間を残しておくのが王道。
しかし、単語帳等でつけた知識で対抗できるのはPart5とPart6だけなので
そこを確実に取るというのであればPart7は余力で対応する、などという
戦略を考えることも必要になる。
いずれにせよ「まったく未着手で終わる」事はないように気をつける必要がある。
★Part5(40問)
短文の穴埋め4択問題。
配布される問題:
・1語だけ欠けた文章(1問につき1文)と、その選択肢
問題形式:
欠けた所に当てはまる語を4つの候補の中から選ぶ
ポイント:
・熟語を作る型の問題については「知っているか知らないか」の世界。
知識があれば即答できるが、それ以外は直感を信じる他にない。
・時制を考える問題も多い。時制の一致や、仮定法(現在、完了、過去完了)など。
時制の問題は冷静に考えると確実に回答できるので一番得点を取りやすい。
・単語の意味がわからないと回答できないものも出る。
・同じ語根を持つが、その派生形が選択肢になっていることもある。これは文法を把握していないと答えられない。文法に強ければ1秒かからず回答できる。
★Part6(12問)
長文の穴埋め4択問題。
配布される問題:
・何箇所かの語句が抜けた長文と、その語句候補の選択肢が提示される
問題形式:
・カッコの中に当てはまる語を4つの候補の中から選ぶ
ポイント:
・基本的にはPart5と同じだが、前後の文脈があるのでヒントが見つかることもある
・しかし、Part7を考えるとあまり時間をかけたくない問題でもある
・長文全てを読むのではなく、カッコのある文章だけか、せいぜいその前の文章だけをチェックするにとどめるのがベター。それ以上を探しても、まず答えは見つからない。
・引っ掛け(2択になり易い)問題は少し注意する。
★Part7(48問)
長文読解。全て4択問題。
配布される問題:
・長文と、それに関する設問および選択肢
・前半は1問につき長文1つだが、後半は「2つの長文で1つの問題」になっている。
問題形式:
・長文に関する設問に対する適切な解答を選ぶ
ポイント:
・リーディングのPart4と同様に、非常に難易度の高いPart7。
特に後半の「2つの長文で1つの問題」を形成するダブルパッセージという問題形式は
読み取る情報が多く、大変苦労する。
・Part5とPart6で十分に時間を残しておかないと、まず最後まで辿り着けない。
・ポイントは「設問を最初に読む」。何が問われるのかを把握した上で長文を読む。長文本体の数箇所がチェックできていれば正解できるものが大半。もちろん引っ掛けはあるが、よほど高得点を狙うのでなければ素直に回答した方が良い。
・純粋に長文全部を確認しながら読むとすると、1分で150語以上は読めないと難しい……という体感。ポイント飛ばし読みができるなら1分120語くらいで時間ちょうどか少し足りない程度。
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ちゃんと勉強して単語・文法はもちろん、
英文を読むことにも慣れておきなさいというのが究極なんでしょうが
初受験の際には何かとキョドるとおもうので
それをなんとかしましょう、という。
そんなメモでした。
私は相変わらずDS一択。
これで点数伸びてなかったら教材を変える時期だろうと判断することにする。
今回はリスニングはそんなに伸びないかもしれないなぁ。
英会話では「発話」語彙は復活してきたけども「受容」語彙はそうでもないように感じている今日この頃。