セイレネス 抜粋集 #narou
原稿は完成していてあとは投稿するのみとなっているセイレネスですが、
その中からよさげなフレーズを切り抜いて呟いていたりします。
いくらかここで纏めてみます。
興味があればぜひ、セイレネスを読んでみてくださいね!
以下、抜粋です。
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「僕は別に神だの悪魔だのには興味がないんだ。
僕が興味あるのは、僕自身の救済なんかじゃない。在るべき人々の在るべき形での存続だ」
「ほかの『在るべきではない』という人々は消え去っても構わないと?」
「わたくしの存在ゆえにわたくし以外が存在するという証明になるのであれば、
わたくしの存在はそれら定義上の後発のもの全ての起源と為り得る、
とも言い得るのではありませんか」
「ここにきて哲学ですか。無に何を呟いたとしても、事象は変わりませんよ」
「そう? 実数と虚数の混在するこの空間は、そのものが複素数だと僕は認識しているよ」
「悪魔と天使がこの世に存在するのなら
万象あらゆるものは、全てが何らかのホロン。
ホロンのその最上位は、その全ての要素のあらゆる欠片さえも持たない無、か」
「今の自分を認めてあげられないなんて、それまでの自分がかわいそうだよ」
「記憶を失くしたジークフリートは、ついにはブリュンヒルデに害されるのよ。
その極めて原始的な感情によってね」
「僕は自分を人の上位、特に形而上のそれだなどと錯誤したことなんて一度もないよ。
ただ、君たちが勝手に僕にそうなるように仕向けているだけだ」
「わたくしはね、人間を理解したいのよ。
低俗で刹那的でエゴイストな群生意識をね。
一光年先にでさえ手の届かない矮小卑陋(ちっぽけ)な意識をね」
「あたしたちの明日がどうなってるかなんてわからないし、
だからこそ、明日のあんたと今のあんたの気持ちが違っていたって、
変わったって、あたしたちは誰もあんたを責めない」
「アタシもわかってはいるんだ。
自分を好きになれない人を誰が好きになれるのか。
自分でさえ認めてやれない自分を、
他人が認めようとなんてするだろうかって」
「まるでフィヒテの『我々は存在する、何となれば我々は存在するからである』という詭弁の如くにだ。
古代の哲人ソクラテスは『汝、己が姿を知れ』と述べているが、これこそまさに真理だ」
「キミは演じてくれさえすればいいんだ。
キミ個人の能力なんて問題じゃない。
物事は理(ことわり)どおりに進むものさ」
「あれは現実に起きた。現実に存在した。たくさん死んだ。殺された」
「ベッキーはそれで納得できてるの? 戦争だからしょうがないなんて言わないよね!」
「彼らはただ、メディアの解説を鵜呑みにする以外には、
何をすることもない――それもまた連綿と調教され続けた結果に
自然発生した本能的習慣だった」
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セイレネスを宜しくお願いします。
あと、pixivとmecuruをはじめました。
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