「美味兎屋」は魂を削り取られる作品
はい、美味兎屋の話です。
美味兎屋、読んで頂ければわかるのですが、
各エピソードの根底にあるのは、「私」の疑問とか不満とかです。
それを社会人一般が持っている(←たぶん)ような形にこねくり回して
エピソードとして耐え得る形にして、
それを「白衣で眼鏡の男」に一刀両断される
……というのが美味兎屋の基本フロー。
そんなわけなので、当然ながら、
エピソードをひねり出す時には
私自身とがっちり向き合わなければなりません。
疑問や不満、意識しないと形になりませんからね。
それらは、基本的には曖昧で漠然とした「何か」にすぎないので。
当然、私の内面を曝け出す前提になるので
文字通り魂を削られる感じになります。
作中の言葉を借りれば、漸近していっている感じになります。
だから、読んだ方は総じて
「不気味な」「名状し難い」何かを覚える……んじゃないかな?(希望)
そう言う意味で「ホラー」だと思えてもらえたのならば、成功です。
一応形式としては何百話でも続けられるのですが、
問題は「私」が「疑問」とか「不満」とかを強く意識しなければ
ストーリーが生まれてこないという所にあります(笑)
一話一話が戦いなのです(キリッ
一話作るとものすごく消耗するのです……。
その代わり、書いてる間は本当にハイになっていて楽しいんですけども。
憑りつかれてる感、パネェ。
現在コンテストに応募している部分で一旦〆ますが、
場合によっては、第二部に続くかもしれません。
が、とりあえずもともかくも、
美味兎屋を宜しくお願い致します!!
読者選考は生き延びたい!